国と学校の動向

nation school trends

なぜプログラミング教育が盛んに叫ばれているのか背景を紹介します

近年、日本の教育は大きな転換期を迎えています。政府は「Society 5.0」という未来社会像を掲げ、多様性、持続可能性、強靭性、そして多様な幸せ(well-being)を重視する社会の実現を目指しています。

国の指針と動き

GIGAスクール構想
小中学校で1人1台の端末が導入され、デジタル技術を活用した新しい学び
学校改革
教員の働き方や教育現場の在り方が見直され、より良い教育環境の整備
デジタル庁・こども家庭庁の創設
行政全体でデジタル化を推進し、子どもたちの育成環境を強化
プログラミングの義務教育化/新科目「情報」
情報リテラシーを高めるため、プログラミング教育が必修化

社会構造の変化

内閣府の「Society 5.0の実現に向けた教育・人材育成に関する政策パッケージ」でも示されているように、テクノロジーの進化に伴い社会構造が大きく変化しています。

今までの構造

社会構造の変化Before

これからの構造

社会構造の変化After

出典:内閣府総合科学技術・イノベーション会議

教育の転換

そのような背景から、以下のようなキーワードの教育が盛んに行われ始めました。

STEAM教育
科学、技術、工学、芸術、数学を融合した総合的な教育で、創造力と問題解決力を育む
探究学習
子ども自身の興味・関心を基に課題に取り組み、主体的な学びと将来の進路選択
個別最適な学び
高校での科目選択や部活動の地域移行など、一人ひとりに合わせた学習環境

これらの変化が激しい環境に対応するためには、子どもたちが自ら考え、行動し、新しい時代を切り開く力が求められます。